こんにちは。サトシです。
今日は以前に投稿した記事「マレーシアへ送った商品が通関で引っかかる」の続編となります。
7月4日にマレーシアへゲーム機本体をEMSで発送したのですが、追跡確認したところ東京から一向に飛び立つ気配がなく、1か月間放置プレーされていました。
その間にもマレーシアのバイヤーさんと何度も連絡を取り合いながらも、待ってもらうしかありませんでした。
8月6日あたりに要約マレーシアへ渡ったみたいなのですが、クアラルンプールにある通関手続きで再び止まってしまいました。
バイヤーさんは何やらとても嘆いておりました。
マレーシア人「通関から荷物を引き出す為には車で約1時間ほど掛かる所へ出向き、米ドル換算にして約US$24を支払わなければならない」「そんな追加料金は支払えない」
と、言っておりました。
僕は郵便局のフリーコールに電話して聞いてみたのですが、この時はまだ通関手続きに入ってから2~3日しか経っていなかったので、まだ心配するような期間ではないとのことでした。
それから、荷物は既にマレーシアに渡ってしまっている為に日本郵便では詳細を確認できないので、現地の人が直接追跡番号を持ってマレーシアの通関に問い合わせる様にいわれました。
それを丸々伝えたのですが、すんなり引き下がる人ではありません。
「待ってても意味がない」「あそこに入ったら絶対お金を支払って取りに行かなければ受け取れない」「その金は払えない」と涙を流してる絵文字付きで返信してきます。
少し焦る癖のありそうな人だから、僕は「状況をもっと把握しないとわからない。取りあえず様子を見させてくれ」と答えたら、「一週間だけ待つ」との返答がありました。
面倒なことになったと思いながら来週に持ち越しとなりました。
ここまでが前のブログ「マレーシアへ送った商品が通関で引っかかる」のあらすじとなります。
それから一週間も待つことなくマレーシアのバイヤーさんから連絡が来ました。
「なにかいい情報はあるか?」と聞かれ、何もないと答えました。
そしたら上に書いた事と同じような嘆きのメールのオンパレードが返信されました。
仕方がないのでもう一度日本郵便に電話しました。
追跡調査を依頼すれば、もしかしたら商品の代金が全額戻ってくるかもしれないとのことでした。(しかし送料はマレーシアへ渡ってしまったので戻ってこないとのことです。)
なので追跡調査を依頼することにしました。
マレーシアのバイヤーさんには追跡調査を依頼した旨を伝え、結果が出てから返金することを伝えました。
相手は一度オッケーと言ったものの、結果はいつ出るの?と聞いてきました。
僕も知らないし郵便局員もわからないみたいな事を言っていたので、前のニュージーランドでの郵送事故の追跡調査を依頼した際に1か月くらい掛ったので、その例のことを話しました。
ところが相手は1か月も待てないといい、別の人から違うコンソールが欲しいと言ってきます。
相手にどうしたらいいか聞いたら、遠回しに今すぐ返金して欲しいと言ってきました。
購入してから2か月近くも待たされているというのに、まだ届かないのだから無理もない。
もし自分が相手の立場だったらと考えると、彼の気持ちもよくわかる。
返金にあたっての駆け引き
追跡結果が出ない事には郵便局からの保証は受けられない。
しかし相手はもう待てないという。
相手に無理やり待たせるのも一つだが、もしネガティブフィードバックを残されては困る。
ただでさえ一つ貰っているというのに・・・。
しかし、ここで販売価格US$145を相手に返金した場合、もしかしたらその後にUS$24払って通関から商品を取り出される可能性もある。
もしそうなった場合は郵便局からの保証は絶対受けられなくなる。
若しくは彼の元に商品が届いてしまったら?
なので僕は相手に言いました。
僕「もし返金した後に、あなたが商品を受け取った場合はUS$145を再度支払って欲しい」
そしたら相手はYESとは言わず全く遠回りの返信をしてきました。
「この状態でコンソールが私に送られてくる事は絶対にありえない。前に友達が日本からアライのヘルメットを買ったが、通関でボコボコに壊された。つまりあいつらはマレーシアで売ってるヘルメットを買えということだ」
実はマレーシア人のそのバイヤーさんは、ずっとこの調子で率直意見を言ってくれない。
なので僕は言いました
「アライのヘルメットは僕も使ってるよ。とてもいいヘルメットだ。」
「ところで、もしあなたが商品を受け取った場合、US$145を再度支払うと約束してくれますか?そうしないと返金できない」
そしたらマレーシアのバイヤーさんはまた言葉を濁してYESと言ってくれない。
なので再度同じことを言い、要約OKをもらった。
3回くらいこのやりとりをしました。本当に面倒臭い相手だと感じました。
これで約束したからと言って再度払ってくれる保証はありません。彼の信用しかありません。
返金した上にお金の保証が受けられない場合は、商品代の他にマレーシアまでのEMSの送料までもが赤字の対象になります。
しかし返金をもったいぶってネガティブフィードバックを付けられては困ります。
なので全額返金を実行しました。
返金後
「確認してください。あなたを信頼している」
とだけメールを送りました。
さっきまで超メール送りまくってきてた癖にパタッとメールが止まりました。
次の日は僕は家族とキャンプに出掛ける予定だったので、面倒な事はこの日のうちに終わらせたいという気持ちもありました。
返金した145ドルとEMS送料は返ってこない可能性が高いですが、それもまたいい経験となりました。