こんにちは。サトシです
僕は少年時代から個人的に香港が好きなので、逐一香港の動向について探っております。
それに世界が今、香港に対する中国共産党の動向にも注目しており、アメリカによる中国に対する圧力も強まってきているのが現状です。
今日はこのようなニュースが飛び込んで参りました。
以下産経新聞より引用
香港で日本のジャーナリスト逮捕か
香港で反政府デモの写真などを撮っていた30代の日本のフリージャーナリストが、3日までに警察に逮捕されたとの情報があり、在香港日本総領事館が確認を急いでいる。
香港では昨年11月、政府への抗議デモが行われていた香港理工大付近で、観光目的で香港入りしていた東京農大の男子学生(21)が逮捕、釈放されている。また昨年8月31日に起きたデモに関連し、40代の日本人男性も逮捕、保釈されている。
産経新聞より引用ここまで
香港に住む日本人フリージャーナリストが反政府デモの写真を撮っていただけで逮捕されてしまいました。
その他にも観光で訪れていた日本人学生も逮捕・保釈されているとのことです。
僕は観光で1回と、英国領時代に飛行機の乗り継ぎで1回香港を訪れています。
全く関係のない観光客ですら逮捕されてしまうと考えると、とても恐ろしくて今後コロナが収束したとしても香港を訪れることは出来ないでしょう。
例え乗り継ぎだけの利用でもやめておいた方が無難に思います。
何故世界が香港の現状に注目しているのか?
1997年香港は英国領より中国に返還されました。
当初中国共産党は一国二制度の体制を50年間維持すると英国政府に約束しました。
それまでは英国領時代と同じように資本主義経済で言論の自由が存在し、中国共産党に対するネガティブ発言なども認められてきました。
しかし徐々に圧力が強まり、香港の学生によるデモ活動が活発になり、共産党の支配下にある香港政府と衝突する場面が見られるようになりました。
雨傘運動も記憶に新しいです。
香港警察(ジャッキーチェンみたいw)の制服の中身も実は中共の人民解放軍だという噂を耳にします。(広東語が通じないらしいです。)
そして、約束の50年のまだ半分も経過していない今、共産党が強硬姿勢に乗り出し「国家安全法制」の導入を決定しました。
これにより香港における言論の自由が奪われ、自由な資本主義社会も崩壊し、アジアの金融の2大都市の一つである香港から外国資本の撤退が加速し始めました。
デモ隊の中心人物も次々と逮捕され、香港が完全に中国に飲み込まれて行くのが見てとれます。
逮捕された人たちはどうなってしまうのでしょうか?彼ら彼女らの安否が心配です。
チベット、ウイグル、そして香港。
僕はなんとなくこの惨状を予想はしていたけれど、思っていたよりも早かったですね。
やがては香港ドルも紙くずとなり、英国式の左側通行も中国式の右側通行へと変わっていくことでしょう。
西側諸国はこの事を見逃しません。
英国は香港人に英国パスポートを発行するとかしないとか。
アメリカによる中国企業及びそれに協力する企業に対する制裁も日に日に増してきております。
米中冷戦時代とも言われている今、個人レベルでもどの様に見据え行動していかなければならないのかを問われているように感じます。