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しの字回復が限界か!?

こんにちは。サトシです

 

僕は本業でバスの運転手をしているのですが、航空業界の煽りも受けています。

 

このコロナ禍で旅客は大幅に減少。客足はめっぽう鈍くなり、会社も傾き始めています。

 

自宅待機の日が月の半分くらい締めている訳ですが、僕は暇だったので先日近所のイオンモールの本屋で立ち読みをしていました。

 

買ってまでは読まないのですが、無料ならいくらでも知識を得てやろうと嫌いな人の本を読み漁りました。(貧乏くさ)

その中の一人でジム・ロジャースの本に書かれていた事についてお話ししたいと思います。(おいおい。嫌いな人を言っちゃう?)

 

ジム・ロジャースといえば、アメリカ人の有名投資家の一人ですが、僕が尊敬するアメリカ人の投資家でバークシャー・ハザウェイのウォーレン・バフェットやヴァンガードの創始者、故ジョン・ボーグル氏とはまた別の性格を有していると感じます。

 

そんなジム・ロジャース氏といえば、反米反日親中でリベラルな投資家という印象を僕の中では感じております。

先日、朝日新聞社出版のジム・ロジャースの本をわざわざ手にとって読んだのですが、一つ合点をしたことがございました。

 

それは航空業界における今後の点です。

 

先日ウォーレン・バフェット氏がコロナ禍で拾ったデルタ航空の株を見限って損切りした事は有名ですが、ジム・ロジャース氏は逆の発想であるという事を語ってました。

 

ジム・ロジャース氏はこの様に述べてました。

航空業界のV字回復はほぼ不可能である。もしくは完全回復までに相当な時間が掛かる。

というのもコロナ前までは人々の移動は必須だったが、コロナ後はリモートワークなどで代用できることがわかったからだと。

 

しかし統計の”コロナ前”を100%とした場合、今は20%かもしれない。

今後100%回復までは無理だとしても50%までの回復は見込める。

私がシンガポールに住んでる以上必ず飛行機を使わなければならないし、世界中にそんな人達が沢山いるとのことでした。

 

つまり航空業界の需要が全く無くなる訳ではないものの、回復するまでに時間が掛かる上に、回復したとしてもこれまでの半分くらいなのではないかとの見通しでした。

でも航空業界は絶対的に必要であり、その重要性について言及していました。

 

なので、ウォーレン・バフェットみたくせっかく購入した株を完全に見限って損切る必要性はないと述べていました。

 

この点について僕は納得しました。

 

よく巷ではV字回復といいますが、僕はV字回復は不可能であり、少しなだらかなU字にしたって難しいと感じました。

個人的に”J”の字を反対にした回復が正しいのではないかと思っていました。

しかし”J”の字の反対じゃしっくりこないので、それにあてはまるアルファベットはないかと探してみましたが、それに見合った文字は見つかりませんでした。

 

しかし、会社の同僚と酒を飲みながらこのことについて語っていたところ、ひらがなの「し」の字がそれに見合っている事に気が付きました。

 

まさにJの字の反対しの字です。

 

なので僕はこれから「し」の字回復という呼称を個人的に使って行こうと思いました。(ださいとか言わないで下さい)

 

しの字回復。どん底から50%までは回復しませんが、20%~30%回復といったところでしょうか?

僕は丁度これが当てはまるのではないかと感じています。

 

映画「メンフィス・ベル」で、爆撃機のエンジンに着火した炎を消す為に一端急降下しました。原理としては棒に付いた火を振り払って消すのと同じ原理だそうです。

ハラハラする場面でしたが、火が消えたところで急降下している機体を立て直そうにも相当な労力と時間を要しました。

その後は低空飛行でイギリスの基地まで戻りました。

まさに「し」の字回復ですね。

 

カタカナの「レ」の字も使えそうですが、急すぎる感じもしなくはない。

 

いずれにせよ、航空業界の大改革は必要であり、大量リストラは必須だと感じております。

 

みなさんはどう思いますか?

もしよろしければご意見をお聞かせ下さい。

ありがとうございました

 

 

 

 

 

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