- EMSを使って海外に荷物を送りたいけど、料金表の見方がよくわからない
- 商品サイズや重さによって送料が変わるけど、具体的にいくらかかるのか調べるのが面倒
- eBayや海外通販をしていて、送料計算ミスで損をしたことがある
郵便局の料金表って、なんか見にくいしわかりにくいですよね💦

なので、わかりやすいようにEMSの料金表を作成しました。
海外発送と一言でいっても、色々な発送方法がございます。
各々の料金体系をしっかり知っておかないと、「見積もりが甘くて赤字」「どの配送方法が一番お得かわからない」など、損失や信頼低下につながるリスクがあります。
ぼくは9年以上にわたり、レトロゲームを中心とした日本の商品を世界中へ発送してきました。
国ごとの送料差、地帯区分のややこしさ、料金改定など、EMSにまつわる多くのトラブルも経験済みです。
この記事では、発送前にチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。
加えて、実際に料金がいくらになるのか?

発送前や仕入れ時など、送料計算のお役に立てれば幸いです。
国際郵便が発行してるPDFの料金表は、一見むずかしそうに見えるし、細かくてハッキリわかりません。
なのでこの記事を参考に、正確かつ効率よく送料をチェックし、安心して海外発送に臨みましょう。
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EMSとはなにか
EMSとは、Express Mail Serviceの略。
いうなれば、海外版の速達のことですね。
国際スピード郵便ともいいます。
郵便局で発送する荷物は、乗客が乗ってる一般旅客機の荷物室をつかいます。
EMSの荷物は、乗客の荷物の次ぐらいに最優先で積載されます。
この後に説明する「小型包装物」や「国際小包」などのエアメールは、乗客の荷物とEMSを積んだ後の余剰部分に積載されるということ。
eパケットライトなどのSAL便に関しては、さらに余剰部分が発生するのを待つ形となります。
いくらEMSが速達とはいえ、自社貨物便を持つFedExやDHL、UPSといったクーリエサービスのスピードにはかないません。
殆どのケースでEMSの方が値段も高い上、スピードもクーリエの方が早いということもあり、輸出ビジネスではEMSを使わなくなってしまいました。
しかし、割と大きくて軽い荷物はEMSの方が安かったりします。
補償も充実してるので、その場合はEMSを使うことも有り。
また、海外物販とは無縁の方が、海外の知人に荷物を送る際に、クーリエサービスを使うのは少しハードルが高いといえます。
その場合は、EMSがおすすめ。
小型包装物、eパケットライト、EMS、国際小包の比較表
小型包装物、eパケットライト、EMS、国際小包の比較表
項目 | 小型包装物(書留) | eパケットライト | EMS | 国際小包(航空便) |
---|---|---|---|---|
最大重量 | 2kgまで | 2kgまで | 30kgまで | 30kgまで |
サイズ上限 | 3辺合計(最長辺60cm以内)90cm以内 | 3辺合計(最長辺60cm以内)90cm以内 | 3辺合計3m以内(最長辺1.5m以内) | 3辺合計3m以内(最長辺1.5m以内) |
追跡 | あり(書留) | あり | あり | あり(一部国を除く) |
補償 | 6,000円まで | なし | 2万円まで(無料) ※有料で増額可 |
最大31,230円まで(無料) ※有料で最大200万円まで可 |
配達方法 | 対面渡し(署名必要) | ポスト投函/入らなければ置き配 | 対面渡し(署名必要) | 原則対面渡し |
米国への配達日数目安 | 約1〜2週間 | 約1週間〜1か月弱 | 5〜10日程度 | 1〜2週間程度 |
国際郵便にはEMSの他に、おもに小型包装物、eパケットライト、国際小包の計4種類がございます。
EMSと航空便(エアメール)とは何が違うの?
国際郵便の航空便には2種類ございます。
- 小型包装物の航空便
- 国際小包の航空便
小型包装物の航空便
かなりリーズナブルな値段で発送できます。

しかし、大きさ90cm以内(長さ最大60cm)重さ2kgまでと制限あり。
そして補償も6000円までと結構厳しい。
スピードはEMSの方が速い。
国際小包の航空便
値段はやや高めだが、EMSよりは少し安い程度。
送れる大きさと重さはEMSとほぼ同じです。(EMSの送れる大きさと重さは後に解説)
補償は無料補償と有料補償とございます。
スピードはEMSの方が速い。
※国際小包で送るなら、FedExなどのクーリエで送った方がコスパがよいケースが殆どなのであまり使いません。
どちらの航空便もEMSよりは安い反面、少し時間がかかります。
オマケにもうひとつ、国際郵便にはeパケットライトという発送方法がございます。
eパケットライト
eパケットライトは、いうなればSAL便です。
送れる大きさや重さは、小型包装物と同じ。
送料は小型包装物より、どこへ送ってもどの重さでも-90円です。
しかしスピードは航空便よりも遅い。
なので、
スピード:FedEx>>EMS>小型包装物&国際小包の航空便>eパケットライト
送料の安さ:eパケットライト>小型包装物>>国際小包>EMS
利用頻度:小型包装物>eパケットライト>FedEx>>>>>EMS>>>>>超えられないカベ>>>>>>>>国際小包
EMSで送れる大きさと重さ
- *宛先国・地域によりご利用いただけるサイズ・重量が異なります。
- **一部の宛先国・地域に限ります。
*3辺合計3m以内、最長辺1.5m以内
30kgまで
*発送できる最大の大きさは、国によって異なります。
詳しくは日本郵便サイトへ
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EMSの補償内容
- 2万円までは補償無料
- 2万円を超える場合は、2万円ごとに50円
- 最大200万円まで補償
2万円までは無料で補償サービスを受けられます。
それより上は、2万円ごとに50円と覚えておきましょう。
小型包装物では心配な高額商品などを送る際に、少々高めなEMSで送ると安心感UP
EMSの表
これが、国際郵便のEMSの料金表。日本郵政のコチラのPDF。

というわけで、今回表を作成するにいたりました。
それでは、見て行きましょう。
表の見方
EMSの料金は、大きさに関わらず重量で料金が決まります。
グラム及びキログラム単位で区分けしております。
例:800gまで=701g~800gまでということ。
各グラム及びキログラム単位ごとに、下の地域順に並べてあります。
欧州等 →ヨーロッパ、オセアニア、カナダ、メキシコ、中近東
アメリカ →アメリカ本土+グアム等
中南米 →メキシコを除く中南米、アフリカ諸国
アジア →中、韓、台、中近東を除くアジア諸国(インドはここ)
近隣→中、韓、台
いずれも、料金と特別追加料金の合計金額を記載
500gまで
欧州等 3150円
アメリカ 3900円
中南米 3600円
アジア 1900円
近隣 1450円
600gまで
欧州等 3400円
アメリカ 4180円
中南米 3900円
アジア 2150円
近隣 1600円
700gまで
欧州等 3650円
アメリカ 4460円
中南米 4200円
アジア 2400円
近隣 1750円
800gまで
欧州等 3900円
アメリカ 4740円
中南米 4500円
アジア 2650円
近隣 1900円
900gまで
欧州等 4150円
アメリカ 5020円
中南米 4800円
アジア 2900円
近隣 2050円
1kまで
欧州等 4400円
アメリカ 5300円
中南米 5100円
アジア 3150円
近隣 2200円
1.25kまで
欧州等 5000円
アメリカ 5990円
中南米 5850円
アジア 3500円
近隣 2500円
1.5kまで
欧州等 5550円
アメリカ 6600円
中南米 6600円
アジア 3850円
近隣 2800円
1.75kまで
欧州等 6150円
アメリカ 7290円
中南米 7350円
アジア 4200円
近隣 3100円
2kまで
欧州等 6700円
アメリカ 7900円
中南米 8100円
アジア 4550円
近隣 3400円
2.5kまで
欧州等 7750円
アメリカ 9100円
中南米 9600円
アジア 5150円
近隣 3900円
3kまで
欧州等 8800円
アメリカ 10300円
中南米 11100円
アジア 5750円
近隣 4400円
3.5まで
欧州等 9850円
アメリカ 11500円
中南米 12600円
アジア 6350円
近隣 4900円
4kまで
欧州等 10900円
アメリカ 12700円
中南米 14100円
アジア 6950円
近隣 5400円
4.5kまで
欧州等 11950円
アメリカ 13900円
中南米 15600円
アジア 7550円
近隣 5900円
5kまで
欧州等 13000円
アメリカ 15100円
中南米 17100円
アジア 8150円
近隣 6400円
5.5kまで
欧州等 14050円
アメリカ 16300円
中南米 18600円
アジア 8750円
近隣 6900円
6kまで
欧州等 15100円
アメリカ 17500円
中南米 20100円
アジア 9350円
近隣 7400円
7kまで
欧州等 17200円
アメリカ 19900円
中南米 22500円
アジア 10350円
近隣 8200円
8kまで
欧州等 19300円
アメリカ 22300円
中南米 24900円
アジア 11350円
近隣 9000円
9kまで
欧州等 21400円
アメリカ 24700円
中南米 27300円
アジア 12350円
近隣 9800円
10kまで
欧州等 23500円
アメリカ 27100円
中南米 29700円
アジア 13350円
近隣 10600円
11kまで
欧州等 25600円
アメリカ 29500円
中南米 32100円
アジア 14350円
近隣 11400円
12kまで
欧州等 27700円
アメリカ 31900円
中南米 34500円
アジア 15350円
近隣 12200円
13kまで
欧州等 29800円
アメリカ 34300円
中南米 36900円
アジア 16350円
近隣 13000円
14kまで
欧州等 31900円
アメリカ 36700円
中南米 39300円
アジア 17350円
近隣 13800円
15kまで
欧州等 34000円
アメリカ 39100円
中南米 41700円
アジア 18350円
近隣 14600円
16kまで
欧州等 36100円
アメリカ 41500円
中南米 44100円
アジア 19350円
近隣 15400円
17kまで
欧州等 38200円
アメリカ 43900円
中南米 46500円
アジア 20350円
近隣 16200円
18kまで
欧州等 40300円
アメリカ 46300円
中南米 48900円
アジア 21350円
近隣 17000円
19kまで
欧州等 42400円
アメリカ 48700円
中南米 51300円
アジア 22350円
近隣 17800円
20kまで
欧州等 44500円
アメリカ 51100円
中南米 53700円
アジア 23350円
近隣 18600円
21kまで
欧州等 46600円
アメリカ 53500円
中南米 56100円
アジア 24350円
近隣 19400円
22kまで
欧州等 48700円
アメリカ 55900円
中南米 58500円
アジア 25350円
近隣 20200円
23kまで
欧州等 50800円
アメリカ 58300円
中南米 60900円
アジア 26350円
近隣 21000円
24kまで
欧州等 52900円
アメリカ 60700円
中南米 63300円
アジア 27350円
近隣 21800円
25kまで
欧州等 55000円
アメリカ 63100円
中南米 65700円
アジア 28350円
近隣 22600円
26kまで
欧州等 57100円
アメリカ 65500円
中南米 68100円
アジア 29350円
近隣 23400円
27kまで
欧州等 59200円
アメリカ 67900円
中南米 70500円
アジア 30350円
近隣 24200円
28kまで
欧州等 61300円
アメリカ 70300円
中南米 72900円
アジア 31350円
近隣 25000円
29kまで
欧州等 63400円
アメリカ 72700円
中南米 75300円
アジア 32350円
近隣 25800円
30kまで
欧州等 65500円
アメリカ 75100円
中南米 77700円
アジア 33350円
近隣 26600円
さいごに
今回はEMSの値段を、重量別にまとめました。
値段やサービス内容を見てもわかる通り、これなら殆どの場合FedExなどのクーリエでもカバーできちゃいますね。
まぁ、一つの発送方法として、比較対象に使えたらと思います。

大きい商品は、軽くてもクーリエだと高くつきます。
比較用として、この表をご活用していただければ幸いです。
また、中南米や中東、アフリカなど、クーリエを嫌うお客さんも多いように感じます。
その時のために、EMSの発送方法を一つの選択肢として考えるのもありなのではないでしょうか?
📦 他にも発送コストを抑えるコツをまとめています → 発送ノウハウ集はこちら
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